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ナイナイ、極楽、ロンブー…「コンビの絆」が不祥事対応の明暗をわける

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オールナイトニッポン」(ニッポン放送)に矢部浩之(48)が復帰したことが話題となった。1994年に「ナインティナインのANN」としてスタートし、2014年9月に矢部が卒業を発表。それからは岡村隆史(49)が単独で出演してきた。およそ5年7カ月ぶりにコンビが揃ったことになる。

 きっかけとなったのは「岡村隆史のANN」での、岡村による“コロナと風俗嬢”発言。騒動はレギュラー出演するNHKチコちゃんに叱られる!」に降板嘆願が届くほどの騒動にまで発展する中、「ANN」に相方の矢部が2週連続で出演。岡村を公開説教し、コンビ仲の不全などを告白するなど、こちらも大きな話題になった。結果的に矢部が見守ることで岡村が多少、信頼を回復できた部分もあるだろう。

「矢部さんの登場で世間が軟化したのは事実です。そもそもナイナイは、岡村さんが矢部さんの部活の先輩だったので、変わらぬリスペクトがあるんです。岡村さんが休養していたときも支えていたのは矢部さんでした。岡村さんは真面目な人なので、矢部さんが遊び回っていた時期にイラついていたこともあったそうですが、『岡村さんがヤバい時はお前が支えろ』と実兄から言われているみたいですね。矢部さんのお兄さんは、岡村さんの部活の先輩でもあるので、兄弟揃って絆が深いんです」(芸能事務所関係者)

 コンビでスターダムにのし上がってからすでに数十年がたち、それぞれピンでの仕事が増えてきた中で、再びコンビの絆が垣間見られたのはファンとしても嬉しいところだろう。

 近年、不祥事において「やらかした芸人」が復帰する際、相方の存在がクローズアップされるケースが増えている。例えば、同じく「めちゃイケファミリー」だった極楽とんぼ。度重なる不祥事を起こして、事務所をクビになった山本圭一の復帰を何年もサポートしてきたのは相方・加藤浩次だった。

「本人は朝の番組のコメンテーターやサッカー番組のMCを務めるなど、事務所を支えるほどの存在になり、クリーンなイメージが求められる一方で、最低なイメージの相方の復帰を願い続けた。朝の番組や雑誌の対談などでも、積極的に山本の復帰を語っていましたね。最終的には2016年7月に『めちゃイケ』内で地上波に復帰しましたが、加藤が大叱責し、『当たり前じゃねーからな』と放った台詞は超名言として語り継がれています。山本さんの事件のせいで吉本の社員たちも大変な目に遭うなか、加藤さんは粘り強く会社側とも交渉し、復帰の準備を進めていたんです。相方のために丁寧にお膳立てし、視聴者への謝罪という形で復帰を成功させた手腕はさすがです」(放送作家

■雨上がりやチュートリアルの場合は?

 一方、昨年の闇営業問題で騒動の矢面にたったロンブー1号2号の田村亮を救ったのも相方の田村淳(46)だった。淳は芸人としての活動のほか、さまざまな個人プロジェクトを展開しているが、闇営業騒動を機に芸能事務所を設立し、ロンブー2人での再出発を誓った。

「ロンブーは、淳さんが亮さんを巻き込む形で結成しているので『責任は全部引き受ける』というスタンスなのでしょう。なんとなくイメージが湧きますが、復帰させるまでのやり方に関して、その手腕にはさすがという見方が広がっています。淳さんは相方不在の間も番組などで積極的に亮さんの名前をあげていましたし、うまく彼が復帰できる環境を外堀から埋めてきた。そして最後の仕上げが事務所設立の記者会見。鮮やかなプロデュース力を見せつけられましたね」(同)  

 ナイナイ、極楽、ロンブーのケースはまさに「コンビの絆」がもたらした賜物だが、正反対になってしまったケースも。同じく闇営業騒動の矢面に立った雨上がり決死隊所得税の申告漏れを追及されたチュートリアルなどの例だ。

「相方に救われる芸人はほんの一部です。活動再開したチュートリアル・徳井さんも謹慎中に相方の福田さんは1人で頑張っていましたが、コンビのために動いた印象は薄い。インパルス堤下さんの謹慎騒動も、チュートリアルと似たような感じでした。雨上がり決死隊にいたっては、すでにコンビは空中分解している状態です。ひとつ言えるのは、手綱をどっちが握っているかということなのかもしれません。宮迫さんの暴走を蛍原さんは抑えきれなかったんでしょう。ナイナイは暴走しがちな岡村さんに対し、矢部さんがいてはじめて成立するコンビだったと痛感しました」(同)

 お笑い評論家のラリー遠田氏は、お笑いコンビの関係性にこう解説する

「お笑いコンビの関係性というのは、単なる友人でもなければ仕事仲間というだけでもない特別なものなので、一般人にはなかなか理解しづらいところがあります。コンビでの仕事が少ないと不仲説が流れることもありますが、真実は本人たちにしかわからない。一般論で言うと、仲がいいかどうかというよりも、それぞれがコンビで仕事をすることに意味があると思っている場合はコンビの活動が続くのに対して、そうではない場合は徐々にソロ活動が中心になっていく、という傾向はあります。岡村さんや亮さんのケースのように、コンビの片方が窮地に陥ったときこそ、そのコンビの真価が問われるというのは確かです。ナイナイやロンブーは一連の動きを通して、コンビとしての活動を大事にしているということが伝わってきました」

 長くコンビで活動する芸人は安心して笑えるというもの。視聴者やファンにいつまでも笑いを届け続けてほしいものだ。(今市新之助) 

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